自然健康法(Natural Hygiene)が教えてくれること |
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旧知の友人がスッキリと若返った風貌で現れた。聞くとつい数ヶ月前には心筋梗塞の症状で入院を迫られたこともあったとのこと。 現代の医療に必ずしも納得していない彼は、なんとか入院や薬漬けを避けたいと言ったところ、そこまでおっしゃるならと医師が「保障の限りではないが、こんなものもあります」と紹介したのがこの「Natural Hygiene」の考え方。 早速取り組んだところ、3週間後には検査値が皆正常値に戻ったとのこと。 また同じ事務所にいる旧知の女性も、全身の倦怠感と慢性的な頭痛等不調が続いていたのが、3日間で顕著な改善が見られ、これまた2週間程で全ての症状が消えてしまったとのこと。 聞くと、内容はいたってシンプル。昔々の人類の食生活を念頭に置いて、できるだけ近いイメージに自分の食行動を変えたとのこと。 かつて自然界では人間は弱い存在であり、他の強い生物の眼を盗んでの可能な食事は「木の実、草の実、草の葉や根等」であり、動物を捕らえて食べることは困難だったこと。また自然の中でのこと、多くの時間が飢えが常態と考えた方が素直であること。 こうしたことを念頭に、現在の自分の食生活を再構成して見るのが、この自然健康法の考え方だった。 |
日本語版はこれ |
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早速、私もやってみることにした。私の執った行動は結果的には以下の通り。 @夕食を摂ってから16時間は次の食事を摂らない。(朝は食べないことを原則にして、場合によってはグレープフルーツ等の果物を摂る) A生野菜を可能な範囲でふんだんに摂る。 B肉類、乳製品は自分から求めて食べることはしない(出されたおかずを残すことはしない) この3点を原則としただけだ。 その結果、2週間で体重は4〜5kg減り、その後約数ヶ月でゆっくりと3kg程減りつつある。 私は高校3年で運動部を辞めた時には88kgまでなったことがあり、これをピークにその後も77〜83kgを行き来していた。 現在72〜73kgなので、ここ40年間で一番スリムになった訳だ。 絶対量はわからないが、1回に食べる量はかえって増えているかもしれない。しかし16時間新たな食物を入れないことで、 摂取した食物を完全に消化し、使い切った老廃物を排出するサイクルを確立できることが、一番健康に良いように感ずる。 この健康法が優れている点は基本的に食べる回数を減らすだけだから、「特にお金がかからず結果がすぐ出ること」だろう。 また何よりも、特殊な理論ではなく、ごくまっとうな話で説得力がある。 あの食生活がデタラメな米国で、この本が既に1,200万部が売れ、生活習慣病、血管障害、悪性新生物等の発生件数が大幅に下がって来ているとの事。 対極的に日本人の健康状態が悪化している現状に鑑み、是非この発想を採り入れて、健康な日本人に戻りたいと思う。 明治以降の近代化の課程で植え付けられた、無駄で体に合わない食生活を、日本人本来の姿に正す重要な一歩だと感ずる。 |
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